口腔ケアで重要なのは心のコーディネート

口腔

口腔ケアの目標

摂食ができる基礎の口腔づくり

①口腔乾燥の予防・改善
②口腔ケア
  口腔清掃
  口腔機能の刺激・維持

摂食への具体的アプローチ

①口腔周囲筋・頸部・口腔内のリハビリ
②食物を使った摂食訓練

口腔ケアの目的

① 虫歯予防 ➡「歯」を磨く
② 歯周病予防➡「歯と歯茎」の境目を磨く
③ 口腔機能の維持・向上
④ 誤嚥性肺炎・インフルエンザ等の全身疾患の予防➡舌もケアする

歯・歯肉はもちろん!舌も意識してケアする!

汚れが付きにくい口も目指す

実際のケア

歯の周囲のケア~虫歯予防・歯周病予防

  1. 歯ブラシの角度は約45度   歯と歯ぐきの境目から当てる事
  2. 歯ブラシを動かし幅は 歯2本   2本ずつ磨く感じで
  3. 噛み合わせの面は上下・左右に分けて  一度に ゴシゴシみがいてOK !
  4. 奥歯からしっかり磨く     親知らずの有無確認!注意!

〇歯磨きをスムーズに行っていくうえで把握しておくべきこと

  • 口腔内状態の把握   歯列・動揺歯の有無・炎症部位等
  • 開口状態の把握    開口量・開口可能時間・開口のタイミング等
  • 過敏(緊張)が強い部分の有無の把握 等

舌のケアについて

  • ①舌苔等の汚れの除去
  • ②剥離上皮等の除去
  • ③舌の保湿(乾燥予防)

①舌苔等の汚れの除去

歯ブラシ・舌ブラシ・スポンジブラシで
一方方向 「奥から手前」 に磨く
* 力を入れすぎない
*優しく♪磨く ➡ 舌を傷付けない
 噛み込まれないように注意

②剥離上皮の除去

* 保湿剤を舌全体に塗る
 ➡ 剝離上皮を柔らかくするため
* 先に歯磨きなどをして少し時間を置く
 → 保湿剤が浸透する時間の確保
* 保湿剤で剥離上皮が緩んだことを確認して、くるくると小さく円を描くように
 クルリーナ・スポンジブラシなどで優しくケアする

③舌の保湿(乾燥予防)

*口腔ケアの最後にも
 舌の乾燥予防に「保湿剤の塗布」
 指・歯ブラシなどで
 保湿剤を塗布します

舌全体に薄く!優しく♪塗布します

舌ケアの注意点!!

*カピカピ(剥離上皮等)は一度に全部取らなくて良い
 毎日・毎回少しづつ取ってゆくつもりで!!
*カピカピ(剥離上皮等)はかさぶたの様に分厚く・硬くなっている場合があり、
 一気にはがそうとすると舌を傷付けてしまうことがあるので注意!
(かさぶたを一気にはがしてしまう!そんな感じです)
*取りたい!!気持ちをちょっと我慢!も大切です

口腔ケアの注意していること

① 心身の負担を少なくする
(Spo2・表情・口唇の色・呼吸状態等)
② 口腔ケア時の唾液等の水分の流れ込みを少なくする
(誤嚥性肺炎への対策:除去と回収 )

心身への負担を少なくする

しっかり観察しながらケアをする
ポイント① SPO₂
      常に観察
      私は・・・ 「95」以下になればケアを止める・様子を見る
ポイント② 表情・口唇の色
      普段の状態をよく観察し変化が無いかを確認!
      表情➡ 普段と変わらないか? 緊張は強くないか?
         辛そうではないか?等
      口唇の色➡普段と変わらないか?
           呼吸状態が悪くなると「紫色」になってくる
*意識して観察しながらケアを行う

そして・・・・
利用者さんの「呼吸」を「常に」意識して!感じて!磨く
★呼吸が苦しくなる前に休憩を入れ、呼吸を整えてもらう
 歯磨きにかける時間に配慮する : 一度に時間をかけない!!
 例えば: 1か所10回磨く場合
     × 1度に10回
     ○ 5回磨き➡休憩(呼吸を整える)→また5回磨く
                      ➡合計10回磨ける♪

口腔ケア時の唾液等の水分の流れ込みを少なくする

ポイント①歯磨き時の水分の持ち込みを極力少なくする

*歯ブラシを口腔内に入れる前に
 ペーパータオル等で歯ブラシの水分を軽く拭き取る

*歯ブラシ洗浄用とすすぎ用のコップに分ける
 ★汚れた水分を持ち込まない


ポイント➁ケア時の唾液等の水分をしっかりと回収する

*嚥下機能・誤嚥がある場合は歯磨き時に吸引機付き歯ブラシを利用する
*歯磨き終了後にもしっかり吸引する
 口腔ケアによる口腔内刺激により
 口腔ケア後は唾液の量が多くなることがあるので
 ケア終了後も心を配ると良いです